通信プロトコルって何だろう

通信プロトコルは、コンピュータネットワークやインターネット上で、データ通信を行う際に使用される共通の規格や手順のことを指します。プロトコルは、ネットワーク上で情報をやりとりするための約束事であり、通信を安全かつ正確に行うための決まりごとです。

通信プロトコルは、通信相手がどのようなデータを送受信するか、どのような方法でそれを行うかを明確に定義しています。例えば、インターネットにおいては、TCP/IPプロトコルがよく使われます。このプロトコルでは、データは小さなパケットに分割され、それぞれにシーケンス番号が割り当てられます。これにより、データの転送が失敗した場合には再送信が可能となります。

プロトコルは、通信における基本的なルールを定めるだけでなく、セキュリティにも重要な役割を果たしています。例えば、SSL/TLSプロトコルは、Webサイトにアクセスするときに、データの暗号化や送信元・送信先の認証を行うために用いられます。

通信プロトコルは、コンピュータネットワークを構成する上で欠かせない存在であり、インターネットやクラウドサービスをはじめとする様々なシステムに利用されています。